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寒くて冬眠しかかっています。引きこもりというのか。
実際、朝も起きないし、昼は昼寝してるし、夜も寝てるので、冬眠かも。
冬眠の合間に年末からずっと分厚い本ばかり読んでいました。
県立図書館の良さがわからなかったのが、年末にやっとわかりました。マニアック。
図書館が休みになると、貸出期間も通常より長いので余裕を持って読めた。そしてさらに延長。
ちょっと読んだ本を紹介します。
「Cooking for Geeks 第2版 ―料理の科学と実践レシピ」、リンクは第2版で、いずれ買おうと思っていますが、初版の方が図書館にあったので、ひとまず借りて読んでいます。この本、凄い面白い。ふざけた文章の翻訳版(どうせ英語は読めない)って、子どもの頃から好きだった。こういう本は図書館でしかなかなか出会わない。
これは厚さ22mmぐらいある本ですが、最初の2mmくらいで、そうそう、こういう料理本が読みたかったんだよ! という、ツボにはまった。なんでいままでこういうのに出会わなかったんだろう。わたしはギークなのかもしれない。ふるふる震えて読み進めるのがもったいなくて、いまだ読み終えてません。第2版、絶対買う。
オライリー・ジャパンって、コンピューター関連書の出版社で、その昔デザイン事務所に出入りしていたときによく見かけていました。そんな会社が出しているのもまたツボ。
「発酵の技法 ―世界の発酵食品と発酵文化の探求」も、オライリー。これはさらにマニアックな本で、流し読み。たぶん、折々でまた読むから、買うかもしれない。寒いから発酵ものもゆっくりで、最近は漬物をたまにつくるぐらいになっていますが、発酵食品はほんとに好きです。10年前ぐらいに、友だちに天然酵母パンの酵母の起こし方を教わって、そのときに「適当で大丈夫だよ〜」と言われて、その適当がぜんぜんわからなかったけど、10年も経てばそれもなんとなく(いまだなんとなく)わかるようになったけど、たぶん、ずっとわたしは、なんとなくのままでは納得できないんだな、と思う。いろいろできていても、なんで? なんで? ってずっと答えを探している。豆乳ヨーグルトをつくって、水切りして出来たホエーをいろいろ活用していたことがあったけど、経験上ホエーって、かなり優秀なんじゃないかと、なんとなく思っていましたが、この本読んで、やっぱり優秀だったんだ! と、思った。勉強して少しすっきりした。
それにしてもこの本、様々な世界の発酵食品について書かれているんだけど、最後の方には堆肥の発酵とか、更には遺体処理にまで触れている。土葬はそういうことだけども。凄い。
「Made by Hand ―ポンコツDIYで自分を取り戻す」
も、オライリー。初めの方は面白く読み始めたけど、だんだん興味ない分野に移ったので飛ばし読み、流し読みで終わった。取り戻すも何も、ずっとDIYだからかね。
「からだをいたわる服づくり」は、森南海子さんの本。会ってみたい人のひとり。その昔、「リフォーム」という言葉を造語したのは森さん。ずっと森さんの古い絶版書籍を集めては愛読して服づくりの参考にしています。
この本は、障害者や入院中の患者さんの衣服について主に書かれている本なんだけど、妙なこだわりのあるじんたの服づくりにも役立ちそう。森さんの文章は正直で嫌味がないので好きです。この本も、手縫サークルの会話からほのぼのと始まったと思いきや、お母さんの介護の話になって、厄介な話とか悪口と言えなくもない文章になったりするんだけど、淡々としているというか。しっかりじぶんがあるけれど、人のために生きている人。
じんたは最近、成長著しく、3歳ぐらいからずっと直し直し履いているズボンが軒並みつんつるてんになり、寒そうなので新調しはじめたのですが、丈とか太さとか布地や柄のこだわり、履き心地にほんとうるさくてなかなか大変。履いてくれない。直し過ぎて重くなってしまったズボンもお蔵入りになってしまった。上着もぜんぜん着てくれない。昨年はまだ幼稚園の園服の上に、半纏着て通っていたのに。それもどうかと思っていたけど、いまは半纏でもいいから着て欲しい。見てるだけで寒い。先日の大寒波でも、ほぼ半袖一枚で過ごしてて、小学校の時にクラスにひとりとか、学年にひとりとか、そういう奴いたよな〜、という存在、まさかじんたがそうなるとは思ってなかった。そんな奴いたよね〜! と、正也に話したら、「おれもそうだった」と、なんと正也もそのタイプだったらしく…! しょうがないことなのか。
虐待してると思われないか心配、と思って対策はないものかとネット検索したら、おなじ悩みを抱えるお母さんたちの掲示板が発見され、わたしが書いたのかと思う投稿オンパレードで、クラクラきました。調査の結果、対策は、ない 笑
「一汁一菜でよいという提案」は、土井善晴先生の本。だいぶ話題になってたので、素直に蔵書検索してみたら開架準備中になっていた。すかさず予約した。一番乗りでした。この本読むだいぶ前に、弓田亨さんのルネサンスごはんの本を読んでいたのだけど、つながるものを感じました。
そもそもわたしは、ごはんに味噌汁におかず1〜2品しかつくらないし、正也が留守の時は子どもたちが食べないので、何でもかんでも入れた雑炊だけとか、そんな日も多々ある。最近はじんたの偏食に嫌気がさしてて、いろいろ改善策を考えてみたものの、一進一退というか一進三退ぐらいでさっぱり料理する気が起きなかったんだけど、やっぱり一汁一菜で開き直っていいんじゃね? と、改めて思う。やはり、人は足りないものを求めるんだと思う。足りてたら、求めない。何が食べたいかわかんないときって、足りてるってことかもしれない。だから、毎日ごはんに味噌汁で栄養足りてたら、それでいいんじゃないの。文句言いながらも、じんたも味噌汁は飲むようになったし。
これも途中で飽きてきて流し読みしちゃったんだけど。おそらく、土井先生がいちばん伝えたかった部分を…笑
以上、最近の読書でした。
料理と裁縫のことしか考えてないラインナップでしたが、そんな日々です、ずっと。
じんたのズボンと同時進行で、しまの服も珍しくつくっていました。しまは家族で一番衣装持ちな割に、いつもおなじ服、おなじコーディネートなので、服を整理させたところ、結構気に入らない服やサイズアウトした服を溜め込んでいた。結果、じんたよりも着ている服が少ないことが発覚。それで、最近のしまの好みをいろいろと聞いて、スカートなどをつくりました。
子どもの服をつくるというと、「いいお母さんだね!」と言われるのですが、わたしのお古のスカートを改造してじんたとしまの服をつくり、わたしは新しい素敵な布を手に入れて、じぶんの服をつくるのです。フフフ…